ライフスタイルによる選択方法
スポーツをする場合のコンタクトレンズの選び方
中学、高校時代は、一番スポーツをする機会が多い時期です。
激しいスポーツをする場合には、はずれにくいソフトコンタクトレンズ、または使い捨コンタクトレンズが向いています。
あまり体が接触しないスポーツ(ゴルフ、ランニング、卓球、テニス等)でしたら、ハードコンタクトレンズでも十分使用可能です。
毎日スポーツをしない方でしたら、スポーツをする時だけ1日使い捨てコンタクトレンズを使用し、普段の生活では、ハードコンタクトレンズを使用することをお勧めします。
ハード コンタクト レンズ |
従来型 ソフト コンタクト レンズ |
定期・頻回 交換型 ソフト コンタクト レンズ |
ワンデー ソフト コンタクト レンズ |
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スポーツ | しない~体の接触の無いスポーツ (ゴルフ、ランニング、卓球、テニス等) |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
体の接触がある動きが激しい (バスケットボール、体操、バドミントン、野球等) |
△ | ◎ | ◎ | ◎ | |
体の強い接触がある動きが激しい (格闘技、サッカー、ラグビー等) |
× | ○ | ○ | ◎ |
※水泳・・・慣れればコンタクトレンズの上からゴーグルを着ければ可能ですが、紛失しないよう十分注意して下さい。
スポーツをする場合でも、目の健康も考えて、
良いコンタクトレンズを選びましょう。
目の健康を考えて、酸素透過性の高いコンタクトレンズを選びましょう。
角膜は、呼吸しています。コンタクトレンズを装着するということは、角膜にふたをすることと似ています。コンタクトレンズを使用することにより、角膜への酸素供給量が不足すると、角膜内皮細胞はどんどん減少してしまいます。
角膜内皮とは角膜の最も奥にあり、角膜の透明性を維持する上でとても大切な働きをしています。酸素不足が長時間続くと、細胞が減少し、細胞の大きさや形が不揃いになります。数が減り過ぎると、機能的に障害がでることもあります。角膜内皮細胞は、一度減少すると、再生することが出来ないので、長い目でみるととても大きな問題です。
最近では、酸素をよく通す、酸素透過性(※)コンタクトレンズも販売されています。通常のハードコンタクトレンズは、通常のソフトコンタクトレンズの3~10倍の酸素透過性を有します。
酸素透過性
コンタクトレンズがどれだけ酸素を通すかということを表します。酸素透過性ハードコンタクトレンズなら「Dk値」、ソフトコンタクトレンズなら「含水率」の値が酸素透過性の目安になります。この値が大きいほど、たくさん酸素を通すコンタクトレンズということになります。
眼科医の指示を守り、必ず定期検査を受けましょう
コンタクトレンズ装用によるトラブルや眼障害を予防し、健康な目を保つためにも、必ず定期的に眼科で、自分の目の状態を確認しましょう。眼科の先生の説明を受け、自分に適したコンタクトレンズを選んでいくことが大切です。